洗える布団で清潔さをキープ!家庭でできる洗濯方法
清潔な寝具は、快適な睡眠と健康維持のために不可欠です。特に布団は、汗や皮脂、ホコリなどが蓄積しやすく、定期的なお手入れが欠かせません。しかし、「布団は家庭で洗えるの?」「どうやって洗えばいいの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。近年の布団は、家庭で洗濯できる素材や構造のものも増えています。
本稿では、洗える布団の家庭での洗濯方法について、具体的な手順から注意点、さらに洗濯以外の清潔を保つための方法まで、詳しく解説します。本稿を参考に、ぜひご家庭で布団を清潔に保ち、快適な睡眠環境を整えてください。
洗える布団とは?
洗濯表示の確認
まず、ご自宅の布団が家庭で洗濯可能かどうかを確認することが重要です。布団についている洗濯表示タグを必ず確認しましょう。洗濯桶に水が入っているマーク(洗濯機洗い可)、手で水を洗っているマーク(手洗い可)などが表示されていれば、家庭での洗濯が可能です。一方で、バツ印がついている洗濯桶のマークや、「ドライクリーニングのみ」といった表示がある場合は、家庭での洗濯は避け、専門のクリーニング店に依頼する必要があります。
素材による違い
洗える布団の素材も様々です。一般的に、ポリエステルわたや綿わた、羽毛など、比較的家庭で洗いやすい素材で作られているものが多いです。ただし、羽毛布団はデリケートな素材のため、洗濯機で洗う場合は、専用の洗剤を使用したり、洗濯ネットに入れたりするなど、より丁寧な扱いが求められます。
家庭でできる布団の洗濯方法
洗濯表示で家庭での洗濯が可能であることが確認できたら、いよいよ洗濯です。洗濯機を使用する場合と、手洗いする場合に分けて説明します。
洗濯機を使用する場合
1. 事前準備
洗濯絵表示で洗濯機洗いが可能であることを確認したら、まずは布団のタグを再確認し、素材や推奨される洗濯方法を把握します。次に、布団についた大きなホコリやゴミ、髪の毛などを掃除機で吸い取るか、ブラシで軽く払っておきましょう。これにより、洗濯槽の汚れを軽減し、洗濯ムラを防ぐことができます。
2. 洗濯ネットの準備
布団をそのまま洗濯機に入れると、生地の傷みや型崩れの原因になります。そのため、布団用の大きな洗濯ネットを用意しましょう。布団を畳んで洗濯ネットにゆっくりと入れます。布団が大きすぎて洗濯ネットに入りきらない場合は、無理に入れずに、専門のクリーニング店に相談するか、コインランドリーの大型洗濯機を利用することを検討してください。
3. 洗剤の選択
布団の洗濯には、中性洗剤が適しています。おしゃれ着用洗剤や、蛍光増白剤の入っていない洗剤を選ぶと、生地の色落ちや風合いの変化を抑えることができます。羽毛布団の場合は、羽毛専用の洗剤を使用すると、羽毛の保温性やふんわり感を保つことができます。洗剤の量は、洗濯表示や洗剤のパッケージに記載されている指示に従い、適量を使用しましょう。多すぎるとすすぎ残しの原因となり、少なすぎると汚れが十分に落ちない可能性があります。
4. 洗濯コースと設定
洗濯機の設定は、布団の素材や洗濯機の種類によって異なりますが、一般的には「毛布コース」や「大物洗いコース」を選択するのがおすすめです。これらのコースは、水流が弱めに設定されており、布団への負担を軽減します。洗剤の種類によっては、「標準コース」でも洗濯可能な場合もあります。洗剤を入れる場所は、洗濯機の説明書を確認し、正しく投入してください。給水方法についても、取扱説明書に従い、適切な水量に設定します。
5. すすぎと脱水
すすぎは、洗剤の成分をしっかりと洗い流すために、「2回以上」行うことを推奨します。すすぎ回数を増やすことで、肌触りが悪くなるのを防ぎ、アレルギーの原因となる洗剤残りをなくすことができます。脱水は、布団を傷めないように、短めの時間(1~3分程度)に設定するのが一般的です。長時間脱水すると、布団の偏りや型崩れの原因となることがあります。脱水が終わったら、すぐに洗濯機から布団を取り出しましょう。
手洗いする場合
1. 事前準備
浴槽や大きな洗い桶にぬるま湯(30℃程度)を張り、布団用の洗剤を適量溶かします。布団の洗濯表示で手洗いが可能であることを確認し、大きなホコリやゴミは事前に取り除いておきましょう。
2. 押し洗い・振り洗い
布団を浴槽や洗い桶に入れ、優しく押し洗いします。ゴシゴシと強くこすると、生地を傷めたり、中のわたを偏らせたりする原因になるため注意が必要です。汚れがひどい部分があれば、部分的に優しく揉み洗いします。全体に洗剤がなじんだら、振り洗いを数回行います。これは、布団を両手で持ち、上下に揺らすように洗う方法です。
3. すすぎ
洗剤が残らないように、念入りにすすぎます。浴槽のお湯を抜き、きれいな水に入れ替えて、布団を優しく押し洗いするようにすすぎを繰り返します。洗剤の泡が出なくなるまで、最低でも3~4回はすすぎを行いましょう。
4. 脱水
手洗いの場合、洗濯機のような強力な脱水はできません。浴槽の水を抜き、布団を軽く絞って、できるだけ水分を切りましょう。その後、浴槽の縁に布団を立てかけ、自然に水が切れるのを待ちます。または、大きなバスタオルで布団を包み込むようにして、水分を吸い取る方法も有効です。数回タオルを交換しながら水分を吸い取ると、乾燥時間を短縮できます。
布団の干し方と乾燥
洗濯が終わったら、次に大切なのが正しい乾燥です。生乾きはカビや臭いの原因となるため、しっかりと乾燥させることが重要です。
干す場所と時間
布団は、風通しの良い日当たりの良い場所で干すのが理想です。ベランダや庭があれば、布団干し用の金具などを利用して、空気に触れる面積が広くなるように干しましょう。直射日光が強すぎる場合は、薄手のシーツなどをかけて、布団の色あせを防ぐこともできます。湿度の高い日や雨の日は、無理に外干しせず、部屋干しにするか、布団乾燥機を利用しましょう。
乾燥機を使う場合
コインランドリーなどで利用できる布団乾燥機は、短時間で効率的に乾燥させることができます。ただし、布団によっては乾燥機が使用できない場合もあるため、必ず洗濯表示を確認してください。乾燥機を使用する際は、「低温」または「中温」に設定し、布団の傷みを防ぐようにしましょう。
干す際の注意点
布団を干す際には、定期的に裏返したり、干す場所を変えたりすることで、ムラなく乾燥させることができます。また、干している間に布団を軽く叩くことで、中のわたが偏るのを防ぎ、ふんわりと仕上がります。ただし、叩きすぎるとわたを傷める可能性があるので、優しく行いましょう。完全に乾くまでには、天候にもよりますが、半日~1日かかることもあります。
洗濯以外の布団の清潔を保つ方法
布団を定期的に洗濯するだけでなく、日頃から清潔を保つための工夫も大切です。
こまめな掃除機がけ
布団に溜まったハウスダストやダニの死骸、フンなどを除去するために、定期的に掃除機をかけることが効果的です。布団用のノズルを使用し、表面だけでなく、裏面や側面も丁寧に掃除しましょう。布団クリーニング用のノズルがあれば、さらに効果的です。
布団干し
洗濯できない日でも、定期的に布団を干すことで、湿気を飛ばし、ダニの繁殖を抑制することができます。数時間に一度、窓を開けて換気するだけでも効果があります。
布団カバーの洗濯
直接肌に触れる布団カバーは、汗や皮脂が付着しやすいため、こまめに洗濯しましょう。週に1回程度洗濯するのが理想的です。洗濯表示を確認し、布団本体と同じように洗濯機で洗うことができます。
除湿・換気
寝室の換気をこまめに行うことで、湿気を溜め込まず、カビの発生を防ぐことができます。特に、寝ている間は多くの汗をかくため、朝起きたらすぐに窓を開けて換気することをおすすめします。また、除湿器を活用するのも効果的です。
布団クリーニングの活用
家庭での洗濯が難しい素材の布団や、頻繁に洗濯できない厚手の布団などは、専門のクリーニング店に依頼するのも一つの方法です。プロの技術で、布団の汚れをしっかりと落とし、衛生的な状態を保つことができます。
まとめ
洗える布団の洗濯は、洗濯表示の確認から始まり、適切な洗剤選び、洗濯コースの設定、そして丁寧なすすぎと脱水が重要です。洗濯機を使用する場合も、手洗いする場合も、布団を傷めないように優しく扱うことを心がけましょう。洗濯後の正しい乾燥も、清潔さを保つ上で欠かせません。
さらに、日頃のこまめな掃除機がけや布団干し、布団カバーの洗濯、寝室の除湿・換気なども、布団を清潔に保つための有効な手段です。これらの方法を組み合わせることで、布団を常に清潔で快適な状態に保ち、健康的な睡眠環境を維持することができます。
